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新卒での就職活動を行わずに大学を卒業すると
就職活動での扱いが「既卒」に変わり、
新卒と比べ、不利になる点が多々出てきます。


また、既卒の就職活動は、新卒就活に比べると
内定を貰うために役立つ情報が
どうしても少なくなってしまいがちです。

かく言う僕自身も、既卒で就活を行ったのですが
必要な情報を見つけるのにかなり苦労しました。


特に悩んだのが、
志望動機と自己PRの作り方、書き方です。


新卒での就活では、大学の就職セミナーで
志望動機や自己PRの書き方を習ったものですが、
既卒の就活になると、参考になる例がないので、
これらの作り方がわからず困惑しました。

そこで、既卒就活で成功した自分の経験を活かして、
既卒の就職活動における志望動機、
および自己PRの書き方についてお話します。

前提:なぜ既卒になったのかをハッキリさせる

……その前に。

既卒の方が志望動機、自己PRの
書き方、作り方を押さえる前に、
まず、前提として考えて欲しいことがあります。

それは、

なぜ既卒者として就活をしてるのか

これをあなた自身の言葉ではっきりさせる事です。


これ、企業は100%聞いてくる質問ですからね。


日本の就活は新卒として行うのが前提なので、
既卒として就職活動を行っている以上、

この子、なんで既卒として就活してるんだろう

といった事を、どうしても思われるからです。


といっても、
この事をはっきりさせるのはそう難しくはありません。


・部活やアルバイトをしていて就活に時間を割けなかった
・海外へ留学をしていた
・新卒での就活が上手くいかなかった


これらの事実を、正直に述べるしかないからです。



僕の友人の例を1つ上げると、
彼は、実家の両親が病気で働けない状態だったので、
年がら年中、家の生活費を確保するために
アルバイトに専念せざるを得ない
学生生活を過ごしていたそうです。


そのため、彼は就活に思うように時間を割けず、
気付いていたら新卒カードを無くしてしまって
既卒者としての就活を余儀なくされたのだとか。


もっとも彼の場合、事情が事情なので、
こうした点を企業に考慮してもらった事もあり、
志望企業から、無事内定をもらえたそうです。


また、海外留学をされてた方であっても
この経験を述べることは苦でもないでしょう。

むしろ、この経験を自己PRや志望動機の中で
いかに面接官や採用担当者に上手く伝えるかを
深掘りしていく事に意識を向けた方がいいでしょう。

自分の過去を見つめ直す、が、時間はかけない理由

問題は新卒での就活が上手くいかなかったケースです。


この場合、企業はその既卒者の方に


新卒で就職出来なかったという事は、
ぶっちゃけ使えない人材なんだろうなあ。
採用しても成果を出してくれなさそう・・


といった先入観をどうしても抱いてしまうもの。


ですので、こうした企業側の思い込みを覆すために
自己PRや志望動機の書き方、作り方を
いかに実際に応募する段階で落とし込むかが
既卒の就活では重要になってきます。


そのためにまずやること。


それは、あなた自身が
既卒者として就活している理由、背景を
今一度、しっかり考えてみる
という事です。

新卒での就活が上手くいかず既卒者になった場合、
そこには何かしらの原因があるはずです。

それが何なのか、よく考えてみて下さい。


ただ、ここで大切なことがあります。

・過度に悲観的にならないこと
・前向きな姿勢でいること


こちらの2つですね。


まず、自分自身が既卒者として就活してる状態を
重く受け止めすぎるがあまり、
就職活動に対する自信、
そして、自分自身への自信を失ってしまうケースがあります。

自分の過去を見つめ直すことは大切な事ですが、
だからと言って、自信を失うレベルにまで
過去の経験を悲観的に受け止める必要はありません。


新卒での就活が上手くいかなかった理由は
恐らく、これとあれとそれの3つだろうな。
自分の欠点はある程度は分かったし、
次は、これらを気をつけるように意識しよう!



ぶっちゃけこれくらいのノリで大丈夫です。笑


僕自信も、既卒者としての就活を始めた当初は
過去の自分の経験を振り返って
いろいろ悲観的になったことがあるので、
こうした気持ちはすごく分かります。


ただ、いつまでもクヨクヨしてても仕方がないかな?
と思い直し、気持ちを前向きにしたところ、

多分、今回の就活は上手くいくだろうな

という風に気持ちを切り替える事ができました。


そして、こうした気持ちを持っていると、
肝心の自己PRや志望動機もスラスラと書けるようになった。
・・といった事を経験したことがあります。

これまでの人生経験から、適正・価値観を把握する

ここまで述べた事はあくまで前提です。


ここからは、既卒の方が
自己PRや志望動機をいかに作成するか、
その書き方、作り方について解説していきます。


まず、一番初めに行って欲しいのが
これまでの人生経験や行ってきた事から、
あなた自身の適正、大切にしたい価値観が
一体どのようなものかを把握すること
です。


ちなみに僕自身の適性と価値観ですが、

・適正:ITやパソコン、情報処理といった事が得意
・価値観:困っている人に手を差し伸べる働き方をしたい


簡単に言うとこんな感じになりますね。


適性は、
あなたが好きな事やついやってしまう事。

価値観は、あなた自身が仕事や人生において
「これだけは譲れない!」と思えるもの。


この2つを見つけるのは結構難しいのですが、
まずはザックリとした内容でもいいので、
自分の言葉に落とし込んでみて下さい。



今は何となくでも、1行でも大丈夫です。


これをやった後で自己PRを作ってみると
納得のいくものに仕上がると思いますよ。

企業のHPやパンフレットをキチンと見る

ただ、これまでお話した適性や価値観は
あくまで、あなた自身のお話です。


ここで大切になるのが企業研究です。

すなわち、応募する企業のHPや
説明会でいただいたパンフレットがあれば
それらをしっかりと読み込むということ
です。


いくら自分の適性や価値観が分かっても、
あなたの志望企業、エントリー先の会社が
それらを活かせる所なのかを把握してないと、
応募先の企業の採用担当者の心を
動かすだけの志望動機を作ることは難しいです。

そして、運良く内定を獲得できたとしても、
入社後にミスマッチが発声してしまい、
最悪、退職に至るというケースも・・


ですので最低でも、
既にエントリーしている企業のHPぐらいは
確認するようにして下さい。



逆に、こうした企業研究をこなしていれば


・その企業の事業内容、規模、理念及びビジョン
・自分の適性や価値観に合っている企業なのか


こうした点が分かるようになります。


ちなみに志望動機の書き方、作り方のコツですが、
この2つを上手く結合することになります。


ザックリとした例文を書くと、


「御社(or貴社)はこのような理念、ビジョンのもと
〜〜といった事業を行っていると説明会で伺いました。
私は、〜〜といった価値観を大切にしているのですが、
これは御社(or貴社)の企業理念の〜〜と一致してると思います。
また、御社(or貴社)の事業で必要となる〜〜といった点ですが、
この点においても、私自身の適正である〜〜と近い点を感じ、
実際に勤務させていただく際にも、お役に立てるのではと思いました。
以上、こちら2点が、私が御社(or貴社)を志望した理由となります」


こんな感じでしょうか。


まずは、先ほど書き出してみた適正、価値観と、
応募を検討している企業の事業内容や理念を
上の例文を参考にしつつ、上手く結合してみて
それを1つの文章にしてみて下さい。

すると、志望動機の雛形がある程度できるので、
それをブラッシュアップしていく形になりますね。


(※注:御社は「話し言葉」なので面接で、
貴社は「書き言葉」なので履歴書で主に使います。
使い分けを間違えないよう、気をつけて下さいね。)

応募数を増やすことで自己PR、志望動機の精度を上げる

ここまでの段階に到達すれば、
自己PR,志望動機の書き方、作り方は
ある程度はわかるようになるかと思います。


後は、少しでもいいなと思った企業へ
どんどん応募していく
ようにしましょう!


実際にやってみると、書類選考で落とされたり、
あるいは面接で言いたい事をうまく伝えられないなどの
失敗を何回もするかと思います。


ただ、仮に失敗したとしても、

なぜ、この履歴書で落とされたのか?
書き方がまずかったのかな?


今回の面接が通過しなかった理由は?
自己PRの伝え方がマズかったのかな・・?



なぜ、その書類選考や面接で
落とされた、上手くいかなかったのかを
まずは3分だけでもいいので、少し考えてみて下さい。

(ただし、時間をあまりかけ過ぎないようにして下さいね)


すると、ここがマズかったんじゃないかな?
といった事が出てくるので、
それを次の応募に活かすようにしてください。


僕自身、
かつては既卒で就活を行ったのですが、
基本的にこのサイクルを繰り返していました。

実際には上手くいかない事も多く、
不安を感じることも多々ありましたが
無事、内定を獲得できた今となっては
苦労してでもやっててよかったなと思います。


他にも内定をもらえた理由があるのか?


今思えば、
いい就職.com」や「ジェイック」といった
既卒専門の就職エージェントを上手く活用したのも
内定をもらえた一因だったという気もします。


これらの就職サイトを上手く活用することで、
自己PRの添削や模擬面接などの
就活関連のサービスを無料で受けられるので、
もし、既卒での就活に行き詰まってる場合は、
利用を検討してみるのもいいかもしれません。

→「既卒、第二新卒、ニート、フリーター、大学中退者でも使える就職サイトまとめ


以上で、既卒の就活における
履歴書および自己PRの書き方、
作り方について解説してきました。


それでは、今回はこの辺で失礼します。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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